GMO FINANCIAL GATE

よくあるご質問

売上区分について

売上はどういう構成になっていますか?
提供する対面キャッシュレス決済サービスについて、サービスの内容に従って「イニシャル」「ストック」「フィー」「スプレッド」の4つに売上を区分しております。また、ストック、フィー、スプレッドの3区分をまとめて「リカーリング型」と定義しております。
決済処理サービスにおいては、決済端末販売によりイニシャルが計上され、アクティブID数の増加によりストック及びフィーが増加します。決済代行サービスにおいても、決済端末販売によりイニシャルが計上され、加盟店獲得がストック及びフィーの増加とともに、スプレッドの増加につながっております。
それぞれの売上区分に計上されている主な項目は何になりますか?
イニシャルは端末販売、付属品販売、開発収入など一過性収益が中心となりますが、アクティブID数の積み上げがリカーリング型の増加につながる構造にあります。ストックはカード会社や加盟店単位の月額固定売上、台数単位通信料売上など、決済件数ではなく、契約台数に紐づいた固定的な売上となります。フィーは処理料売上、ロール紙売上、電子伝票保管料など主に決済処理件数に紐づいた売上となります。スプレッドは決済代行サービスにおいて獲得した加盟店様からの決済処理金額(GMV)に紐づいた売上となります。
売上区分ごとの粗利率はどうなっていますか?
イニシャルの粗利率は現状10%程度であり、売上を牽引しているstera terminalの売上構成比が上がってきていることから、全体粗利率は過去数年間において低下傾向にあります。ストック、フィー、スプレッドについては費用配分が困難であるため、それぞれの粗利率は開示しておりません。リカーリング型全体でみると粗利率は60%程度となります。

成長イメージ、重要視している指標について

中期の成長性についての考え方はどうなっていますか?
当社の中期成長は、高稼働が見込めるID数の積み上げとリカーリング収益の拡大が中心です。日常生活領域を中心に、年間6~7万IDの純増を目安に成長を図っています。アクティブID数の増加により営業利益は毎期25%成長を目標としており、中期でも持続的な利益成長が可能と考えています。
重要視する経営指標は何ですか?
当社が重要視する経営指標は主要KPI(アクティブID数、決済処理件数、ARPU(ID当たり年間リカーリング売上)、決済処理金額(GMV))と 営業利益成長率 です。現在は市場シェア拡大フェーズと位置付けており、特に アクティブID数の積み上げ を重視しています。
イニシャルはフロービジネスであり、納入タイミングによって四半期の変動が大きくなりますが、質の高いアクティブIDを増やすことで 利益率の高いリカーリング型売上が拡大し、ARPUの向上にもつながります。この積み上げが決済処理件数の増加を通じ、当社リカーリング型収益の拡大に寄与していく構造です。
足元の成長ドライバーはなんですか?
steraを中心とした決済端末販売によるイニシャルが売上成長を牽引していますが、アクティブID数の増加に伴いリカーリング型も順調に拡大しています。足元ではソリューションアセットの開発・提供に注力しており、この取り組みは、更なる加盟店の開拓とリカーリング型売上の拡大に貢献していきます。

steraについて

steraの概要について教えてください。
三井住友カード(SMCC)様、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(VWJ)様とGMOペイメントゲートウェイならびにGMOフィナンシャルゲートが共同で構築した決済事業者向けプラットフォームです。GMOフィナンシャルゲートでは本プラットフォームの対面決済ネットワーク領域に係るサービスを提供しております。steraでは従来の決済プラットフォームと比べて低廉なネットワークコストを実現しており、カード会社様を中心としたアクワイアラ様、加盟店様の双方にとってコストメリットがあるプラットフォームであることからシェアを拡大しております。プラットフォームに接続する端末としては主にはパナソニック様が開発・提供するstera terminalとなります。

無人(IoT)端末について

無人端末の稼働に結び付きやすい分野をどう見ていますか?
無人端末は、セルフレジ、駐車場、ホテル、ゴルフ場、自販機、アミューズメント施設等、非対面ニーズの高い領域で稼働しやすいと考えています。日本ではまだ普及初期ですが、将来の拡大余地は大きい分野です。

事業の季節性について

事業に季節性はありますか?
イニシャルは案件の納入時期次第であり、現状明確な季節性はありません。一方、リカーリング型には季節性があり、10月~12月(当社第1四半期)はGMVが伸びる傾向にあり、相対的に経済活動が鈍化する1月~3月(当社第2四半期)は落ち着く傾向が見られます。

投資について

今後の設備投資の方針にはどのようなものがありますか?
売上成長に伴い、決済センター機能を拡充していく必要があります。また、大口加盟店の開拓に付随し、個社別のシステム開発需要が増えてきていることからソフトウェア資産が増加傾向にあります。こちらの償却負担は売上原価に反映されており、今後も増加を予想しております。
その他、今後における投資の重点分野としてはどういうものがありますか?
攻めの分野では加盟店様に対して付加価値を追加提供するソリューションアセット開発の投資を、守りの分野では急増しているGMV・決済処理件数をしっかりと捌ける決済センター機能を拡充させるための投資を行って参ります。

特定業界、特定加盟店への依存リスクについて

特定業界、特定加盟店に依存する状況にありますか?
GMV上位加盟店の構成比は低下し、加盟店の裾野が広がっています。特に景気変動の影響を受けない日常生活領域(スーパー、ドラッグストア、生活雑貨店、大型商業施設など)での拡大が進んでおり、特定業界・特定加盟店への依存度は低いと考えています。
AIの活用はどのように事業に活用していますか?
社内業務の自動化・効率化 と、加盟店様向けサービスの高度化 の両面で活用しています。オペレーション負荷の削減に加え、決済データ分析や異常検知など、加盟店様の利便性向上につながる取り組みも進めています。

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