基本的な考え方
当社グループは、公正で透明性の高い経営の実現を目標としております。その実現のため、株主の皆様やお客様をはじめ、取引先、地域社会、従業員等各ステークホルダーと良好な関係を築き、長期的視野の中でグループ企業価値の向上を目指した経営活動を推進しております。
グループ企業価値の向上には、経営の効率化、健全性、透明性が必要不可欠であり、これらはコーポレート・ガバナンスを構築する基本要素であると考え、経営上の重要課題であると認識しております。このため、経営環境の変化に迅速かつ適正に対応した意思決定体制、公正で透明性があり効率的な業務執行体制を構築し、当社のあらゆるステークホルダーとの関係を適切に保ちながら、法令順守のもと、コーポレート・カバナンスの充実に取組んでおります。
コーポレート・ガバナンス体制図
取締役会
取締役会は取締役7名(内、社外取締役2名)で構成されており、経営の基本方針や重要決裁事項並びに法令で定められた重要事項を審議、決定するための最高意思決定機関と位置づけております。取締役会は、原則として月1回開催し、重要な議案が生じた場合には適宜開催しております。取締役会には、監査役3名も出席し、取締役会の意思決定を監査することとしております。尚、当社の取締役は11名以内とする旨定款にて定めております。
経営会議
取締役会決裁基準に該当しない経営に関する重要事項について、審議・決裁する機関として2023/9期より設置し、機動的に経営判断を行える体制を構築しております。経営会議は、業務執行取締役(常勤取締役)で構成され、原則月2回開催するほか必要に応じて適宜開催しております。なお、監査役も同席し、その意思決定を監査することとしております。
指名報酬委員会
取締役の指名及び報酬に関する任意の委員会であり、取締役4名、監査役1名(うち、社外取締役2名、社外監査役1名)で構成され、その委員長には社外取締役を選任しております。取締役会の諮問機関として客観的かつ公正な視点から、取締役の選任方針、報酬額等について審議し、取締役会並びに代表取締役への答申を行っております。
幹部会
常勤取締役及び執行役員を中心とした事業責任者で構成され、原則毎週1回開催して、各事業部門活動の状況・予定を共有し、経営者の指示のもと、経営活動のベクトルを合わせるとともに、スピーディーな事業経営と柔軟な組織対応を図っております。なお、監査役も同席し、その運営を監査しております。
監査役会
当社は、監査役会制度を採用しております。重要事項に関する意思決定及び監督機関としての取締役会、業務執行機関としての代表取締役、監査機関としての監査役会という、会社法に規定される株式会社の機関制度を採用しております。監査役会は監査役3名(内、社外監査役2名)で構成されており、原則として月1回監査役会を開催し、取締役会の適正運営を確認する等、取締役の業務執行を監査するとともに、コンプライアンス上の問題点等について意見交換を行っております。また、内部監査室及び会計監査人と適宜議論の場を設け、相互に連携を図ることで、監査役監査はもとより、内部監査、会計監査の実効性の向上を図っております。
役員の報酬
取締役の役割を、グループ全体の経営方針・戦略の策定、業務執行、そして従業員の業務執行への助言・監督を行うことによって企業価値を高めること考えております。役員報酬は、会社への貢献度、在籍年数、業績への貢献度などを加味し、指名報酬委員会における審議を経て、取締役会から委任を受けた代表取締役社長が決定しております。 一方、監査役の報酬につきましては、監査役の協議により定める固定報酬とし、企業の業績に左右されない適正な報酬が確保されることで、その独立性を保障しております。
業績連動型株式報酬制度(BBT)
当社は、業務執行取締役に対する業績連動型株式報酬制度としてBBT(Board Benefit Trust)を採用しております。毎年の業績目標の達成度に応じた株式が取締役に交付されるインセンティブ・プランであり、当社の取締役が中長期的な視点で株主の皆様との利益意識を共有し、株価を意識した経営を動機づける内容となっております。
当社役員のスキルマトリックス
氏名 | 役職名 | GMOイズム の実践 |
企業経営 | システム・ セキュリティ |
リスク管理 | 法務・ ガバナンス |
財務・ 会計・税務 |
営業・ マーケティング |
投資(M&A) | 金融事業 | 人材育成・ 採用、 ダイバーシティ |
ESG・ サステナビリティ |
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杉山 憲太郎 | 代表取締役社長 | ● | ● | |||||||||
青山 明生 | 取締役 営業本部本部長 |
● | ● | ● | ||||||||
福田 知修 | 取締役 システム本部本部長 |
● | ● | ● | ||||||||
玉井 伯樹 | 取締役 管理本部本部長 |
● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||
小出 達也 | 取締役 | ● | ● | ● |
※ GMOイズムとは、GMOインターネットグループにおける不変の目標である「スピリットベンチャー宣言」、「55ヵ年計画」のほか、「幹部の心得」、「勝利の法則」を表現した社是・社訓の総称
氏名 | 役職名 | GMOイズム の実践 |
企業経営 | システム・ セキュリティ |
リスク管理 | 法務・ ガバナンス |
財務・ 会計・税務 |
営業・ マーケティング |
投資(M&A) | 金融事業 | 人材育成・ 採用、 ダイバーシティ |
ESG・ サステナビリティ |
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嶋村 那生 社外 独立役員 |
取締役 | ● | ● | ● | ||||||||
浅山 理恵 社外 独立役員 |
取締役 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||
長澤 孝吉 社外 独立役員 |
常務監査役 | ● | ● | ● | ||||||||
小澤 哲 社外 独立役員 |
監査役 | ● | ● | ● | ● | |||||||
飯沼 孝壮 | 監査役 | ● | ● | ● |
※ GMOイズムとは、GMOインターネットグループにおける不変の目標である「スピリットベンチャー宣言」、「55ヵ年計画」のほか、「幹部の心得」、「勝利の法則」を表現した社是・社訓の総称
IR活動
コーポレート・ガバナンスの目的を実現するため、経営情報の適時開示及び投資家向け情報の発信を通じ、より透明性及び公平性のある IR 活動を目指して参ります。具体的には、四半期ごとの業績開示後に決算説明会を実施するとともに、説明会の資料は東証適時開示ページならびに弊社ホームページ上に掲載することで、誰もが速やかに内容を確認できるように運営しております。また、業績開示後における証券アナリストや機関投資家とのミーティングを通じ、当社の実態を正確に認識・判断できるよう公平且つ積極的な情報開示に努めております。
2022年9月期 | |
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決算説明会 | 4回 |
1on1ミーティング | 267件 |
証券会社主催のグループミーティング | 3件 |
※ 1on1ミーティングには証券会社主催のカンファレンス(1on1形式)を含む